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スタッフブログ

ブライトむさし小杉さんとの交換プログラム その2

2020.02.17 / プログラム

チューターの田中です。

 スタッフの各務さん、利用者のYさん、私の三人でブライトむさし小杉さん ( https://bright.astoco.jp/ ) にお邪魔しました。
詳しくは1/27の内田さんの記事を参照してくださいね。

やらせて頂いたのはJINEN-DO独自(?)のプログラム、シナリオSSTです。 SSTとはソーシャルスキルトレーニングの略で、社会生活技能訓練のことです。読んで字のごとく、社会で人が関わりながら生きていく上で欠かせないスキルを身に着ける訓練を指します。

 JINEN-DOでは「シナリオSST」と銘打っており、人間関係での”あるある”が盛り込まれた脚本に沿ってロールプレイをします。疑似体験を通してより良い関わり方を身に着けたり、新しいパターンのコミュニケーションを見出すことができます。役割交換法により、いろいろな立場の疑似体験をすることもできます。


 「新年です。株式会社ジネン営業部の仕事始めは、初詣、飲み会、その後は自由解散が毎年の流れです。昨年営業部に異動になったBは、初めての営業部での仕事始め。飲み会が終わり近くの自動販売機で水を買って酔いを醒ましていました。そこに先輩社員のAがやってきます。Aは部長から隠れているようです。」――脚本より抜粋

 というわけで今回持って行った脚本は、「部長からの二次会のお誘い対応」でした。現代社会の”あるある”ですね。

 最初は私がB、ブライトの利用者さんがA、JINEN-DOの利用者さんが部長という配役でシナリオSSTがスタート。

B(私)「(高圧的な感じの部長が来るだろうなあ)」
部長「おっ!なんだよここにいたのかよカラオケ行くぞカラオケ!一緒にパプリカ歌おうぜパプリカ!ぱぷ~りか~♪(振り付けあり)」
先輩社員のA「!?」

なんといういつも通り。各務さんの座学も含めJINEN-DOの空気です。
JINEN-DOのSSTはアドリブ大歓迎。表現したいことはどんどんやります。脚本上のアドリブは二次会に誘われて最後どうするか、の部分だけなんですけどね。
二人とも時間制限付きで二次会参加という流れに今回は落ち着きました。

シナリオSST中の様子

シナリオSSTを見ての感想もいただきました。
・切り返しに困ったが、「こうしたらよかったかな?」という改善点を見つけられた。真面目な返答をしたが、柔らかい対応も良いと思った。(シナリオ参加者)
・言葉だけでなく、表情も滑らかなコミュニケーションに大切だと思った。
・「困ってます」と言えることが大切だと思った。
・リアクションやノンバーバルな部分の重要性が理解できた。
・圧倒されてしまって感想どころじゃなかった。

「圧倒された」という声が多かったです(笑)。なにか良いきっかけになれていれば幸いです。

 もっと静かに進んでいくものかと思っていましたが、思っていた以上に盛り上がって楽しく進めることができたと思います。ブライトむさし小杉の皆様、ありがとうございました。そして外部でもいつも通りの各務さん、JINEN-DOでいつもやっているようにロールプレイをしてくれた利用者のYさん、ありがとうございました。

 今回初めて外部でシナリオSSTをやってみて改めて思ったことがあります。
それはロールプレイだからこそ色々なことを試してみてほしいということです。
いつもの自分のパターンを少し変えてみたり、自分の理想像をやってみたり、コミュニケーションの引き出しを増やしてほしいです。疑似体験も体験には変わりありませんから。
普段の場面で言っちゃまずいよなと思っていることも、言ってみたら案外気分が良くなるかもしれません。普段怒らない人がキレ散らかしてみるのもスッキリするかもしれません。練習ですから「違うな」と思ったら別のことをどんどん試せます。まずかったら周りからのアドバイスも入ります。そういったチャレンジを見ることでも学べることが多くあります。私自身シナリオSSTがきっかけで不要な我慢がかなり減り、生活しやすくなりました。ロールプレイでキレ散らかしたおかげです。一歩目はもちろん勇気がいりますが、成長に繋がるとても良いプログラムだと思います。

 改めて貴重な機会を頂きましたブライトむさし小杉様、ありがとうございました。